ロケットのネジを1つでも変えていこう!日本の宇宙開発のために
今、日本の宇宙開発より先をいくアメリカ、ヨーローッパ、中国に追いつくのにたりなり要素、世界のお客さんに使ってもらうのに必要な要素、それは
コストです。
日本は技術力と言う点では世界トップレベル、打ち上げ成功率も約98%と信頼性は高いものを持っている。
しかし、今は宇宙開発でも世界的に民間企業がどんどん行っており、衛星を打ち上げたい企業にとっては、打ち上げにかかるコストがもっとも重要なロケット選びの1つの要素となる。
日本の次のロケットH3では現在のコストの打ち上げコストの半分:50億ほどのコスト目標ですが、世界と戦うには十分なコストでなく、おそらく、打ち上げが頻繁におこなわれる2020年代前半には同性能でもっと打ち上げコストの安いロケットが複数出てくる。
日本に不足していることは、コストと開発スピードだと思っている。それは自分のいる業界をいうのもなんですが、国主体の官需体質が染み込んでしまっていて、家電などの純民間で養われているスピード・コスト意識が少ないのだと実感する。
宇宙業界にはその専門知識のベースが乏しくても、他業界からの人の流入を多くし、新しい空気を入れなければならない。
逆に僕らのような宇宙業界の人間が、他の業界に武者修行に行き、その温度差や商品開発のスピード感などを体感する必要があるのだと考えている。
僕はここ数年、宇宙業界で様々なロケットや宇宙機器作りに携わりながら、インターネットマーケティングについても学んでいる。時には自分で学んだことを試していることもある。この発信もその1つ。
発信することで少しでも流れを変えていきたい。
そして、やっぱり行動、チャレンジを数多くすることだろう。イーロンマスクの作った”スペースX”は今ではロケットメーカーの先端を走る企業に成長したが、それは日本の宇宙開発よりたくさんの失敗とチャレンジ(行動)を繰り返したから、今があるのだとと思う。
”ネジ1つでも変えていこう”は具体的にはロケットで使用されるネジは、ほとんどがアメリカから学んだロケット開発の流れを踏襲しているアメリカ軍事規格:MS(Miltary standard)、国際宇宙航空規格:NAS(National Aerospace standard)を使用している。
これらの部品はほとんど日本では製造されておらず、アメリカからの輸入品で特殊なものだと1本:1万円ほどするボルトもある。これを数百本使っただけでも文字どおり数百万のコストとなる。ロケットに使用されるネジは数多くの種類があり、ネジだけでも数千本単位の個数が使われる。
もちろんロケットのコストとしてかかるものはアビオ機器:ロケットを制御したりする電子機器などがもっと高額だが、多く使われるネジ・ボルトもコストとしてはバカにならない数字になる。
そう、アビオ機器ももっと家庭で使われているような電子部品をフル活用して、コストを下げなければならない。そういった一般に使われている部品であればある程度の耐久試験はすでに行われているはずで、あとは宇宙空間を模擬した環境下での試験を行えば良い。
そういった施設・設備がないのであれば、政府機関の研究所が持っているような設備を無料で解放し、民間企業が自由に使用できるようにして、さまざまな企業が宇宙開発にのり出せるように仕組みを作っていけばいい。
いろいろ書いているうちに僕が取り組むべきことが見えてきたような気がする。
”さあ、既成概念を打ち破る新たな宇宙に飛び出そう”