天気予報には何個の人工衛星が必要なんだろう?
最近、ロケットの打ち上げが多いという記事を先日書きましたが、
”そんなにどんな人工衛星を打ち上げているの?”という
質問がありました。
31回中、4回が気象衛星”ひまわり”です。
では、天気予報に4個の人工衛星が必要なの?”と
思うかもしれません。
実際には”1つ”のひまわりで運用しています。
現役で動いているのは”ひまわり8号”です。
2014年にH2A 25号機で打ち上げられました。
そして残る2機は
ひまわり7号、9号です。
7号は運用を終え、待機となっています。
そして、9号は最近2016.
車にタイヤのスペアタイヤがあるように、9号は8号のバックアッ
もし、8号が壊れたら、7号も使えますけど、性能が全然違うよう
今放送している天気予報の画像や精度が粗くなってしまいます。
パソコンと同じでスペックのいいのを快適に使っていたら、古いパ
あっても、使わないですよね。
ということでひまわり9号は8号運用終了まで待機中ですが、”必
と思います。
また、人工衛星はずっと使えないのでしょうか?と思う方もいるか
その答えは”×”です。
厳しい宇宙空間で耐えるには耐久性を重視して作られていますが、
最終的には噴射する燃料がなくなります。
静止軌道上での人工衛星は地球と同じ速度(24時間)で回ってい
ただし、”静止”といっても太陽風であったりで影響をうけます。
その微調整のために、ノズルから噴射をします。少しずつずれるた
あと1回分の燃料は何に使うか?ですが、
”その静止軌道から外れるための噴射”につかうのです。
静止軌道も衛星で混んでもいるので、
そのあとは、外力がない限りはある軌道を永遠に周り続けます。
近い将来には、もっと気象衛星の精度があがり、
”1分後に雨が降る”
雨にうたれることがなくなるかもしれませんね。
(気象庁より)