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宇宙チャンネル (Uchu Channel)

宇宙チャンネル (Uchu Channel)を通して現役ロケット開発者がわたし自身が語る、ロケット開発の生の声、宇宙や星に関するいろんな情報を発信しています。 そして、この発信からいろんな人に宇宙に興味をもってもらいたい、日本の自然科学・宇宙産業をもっと活発にしたいと思っています。

宇宙業界への就職マニュアル その②

こんにちは宇宙Ch.です。

 

少しずつ”宇宙業界への就職マニュアルシリーズ”を紹介していきたいと思いますが、

本日はその②です。

 

電気工学の知識(ワイヤ―ハーネス編)

  自分の専門分野ではないので、概要となりますが、ロケットとには幾つもの

  ワイヤーハーネスと呼ばれる電線をつないで機器を動かしています

  簡単に言うと、パソコンとモニターをつなくケーブルと同じです。

 

  パソコンのデータをモニターに出力するように、ロケットでも電池を電気的うごかして、

  ロケットに点火したり、姿勢を制御するのに噴射の角度を変えたりする機器を作動したり、

  それぞれの機器に合わせて、ワイヤーハーネスを作っています。

なので、ロケットの使用に合わせてワイヤーハーネスを設計するための電気工学の知識が必要です。

宇宙空間で使用できるコネクタやピン径など様々なサイズを使用するので、機器に応じた適切な部品を選択することができなくてはなりません。

 

 電気の回路図が書けることも必要です。

 ”回路図が書ける=図面が描ける”になるので、CAD((computer-aided design):コンピューター上での設計・製図)でができることも必須です。

 

 何かものを作ってもらうためには設計図が必ず必要ですね。そして、ワイヤーハーネスを設計した後も ”ワイヤーハーネスをどのようにロケットに取り付けるか”を考えなくてはなりません。

限られたロケットの空間の中に他のものと干渉せずに、取り付けやすい設計をすることも重要です。

CADは基本的に空間が立体的にわかるように3D CADを使います。

最終的にハーネスは人の手で機器どうしに取り付けていくことになるので、ハーネスの取り付け図面を描くときに、人が取り付ける姿を思い描きながら、”変な姿勢での取り付けにならないだろうか”を頭の中でよく考えて図を描くことが大切です。

  

 

 これはビジネスを立ち上げるのにも同様ですね。ブレイクさせるためにはそれまでの道のりを時系列で描いて、ゴールへ向かうということです。

そして、そのビジネスでお客さんが商品や情報や心地よさなどを得られたときにどう思うだろうかをとことん考える必要があるように。

 アマゾンなどはそこが徹底していますね。

僕はアマゾンプライム会員ですが、ネット購入でも最速でお客様に届けるサービスはお客様に”安くて快適さ(ネットなのに早くとどいて嬉しい)”を提供していますよね。お客さんが喜ぶ顔を想像して。

 

 ちょっと話は逸れましたが、今はロケットの載せるワイヤーハーネスでも、やはり低コストにすることが命題になっているので、”宇宙環境でも使用出来るワイヤーハーネス部品”を選択できるような幅広い知識があるとよりいいのだと考えます。

なので、宇宙業界に入り込む作戦として、まずは電気機器メーカーで電機に関する幅広い知識を得て、その”自分の武器”を持って、宇宙業界へ入るというのもアリだと思います。

れからはいろんな業界の人が宇宙産業に入ってきて、知りえなかった知識でどんどん進化していく必要があると考えています。

 

(東洋航空電子 様より引用)